【医者が教える】二日酔い対策 | よく悩まされる人必見の内容です
うえぇえぇぇぇえええ。気持ち悪い。。。
どうしたんですか?
実は、昨日飲み会で飲み過ぎちゃって二日酔いなんですよね。
気持ち悪くて、全然仕事にも手がつかなくて。。。
今になって飲み過ぎちゃった事をとっても後悔してるんです。
それは大変ですね。もちろん飲み過ぎた事も原因のひとつですが、同じ量を飲んだとしても事前の対策や飲み方の工夫次第で、二日酔いは十分防げます。
そうなんですか!それを知っておきたかったです。。。
それでは、今回は二日酔いの対策について、とっておきのやり方を紹介します。よく二日酔いで悩む人は、これを知る知らないで、翌日の体調が大きく変わりますよ!
【1】二日酔いを引き起こす2つの原因
「二日酔いの2つの原因」
二日酔いの対策をお伝えする前に、まずは「なぜ二日酔いになってしまうのか?」 、そのメカニズムについて解説します。
二日酔いの原因は、主に2つあると言われています。
1つは、『アセトアルデヒド』というアルコールが肝臓で分解されて変化した有害物質によるもの。
このアセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素(通称:ALDH)という物質により、最終的に『酢酸』という無害な物質に分解されます。
アセトアルデヒド脱水素酵素による処理能力は個人差があり、飲み過ぎるとこの限界値を超えてしまい、残ったアセトアルデヒドが全身にまわり、神経細胞に影響を与えて、それが頭痛やだるさを引き起こしているのです。
じゃあ今『アセトアルデヒド』が私の脳にまわって、ズキズキさせてる訳ね・・・
そうゆうことです(笑)もうひとつは、一過性の胃食道逆流症。
胃と食道は、普段は逆流を防ぐために締まっているのですが、それがアルコールによって緩んでしまうのです。
その結果、胸焼け・吐き気・胃のムカムカなどの症状を引き起こしている訳です。
今朝から何度か逆流しそうになってます。。。(笑)
辛いですね(笑)それでは、飲む前にできる対策を紹介していきます。
待ってました!
二日酔いにならないためには、アセトアルデヒドを体内に残さないことが大切です。
そのために、アセトアルデヒド脱水素酵素が作り出される肝臓の働きをサポートする、栄養素が豊富な物を取り入れれば良いのです。
【2】二日酔い対策として効果的な飲み物10選
まずは飲み物から紹介します。飲む前に効果的と言われている飲み物は、『ヘパリーゼ』『ウコンの力』『しじみエキス』など。
主要成分を説明すると、『ヘパリーゼ』には肝臓エキス、『ウコンの力』にはウコンエキス(クルクミン)、『しじみエキス』にはオルニチンなどが含まれており、これらが肝機能を高めるので、アルコールの処理能力を上げてくれます。
それぞれのドリンクに大なり小なりこれらが含まれています。
ただし、これらは民間療法の一部であり、科学的に証明されている訳ではありません。
摂取量によっては、肝臓の機能低下になりかねないので、用法・用量は守りましょう。
コンビニで売ってますよね。飲み会前にヘパリーゼやウコンをクイっと飲めばいいんですね。
はい。これらは飲み会中や飲み会後でも効果はありますよ。
飲み会後で吐き気を催したり、胃のムカムカする場合には、肝臓と胃腸の働きをサポートする『液キャベコーワ』も効く可能性があります。
食べ・飲み過ぎた後などには良いかもしれませんね。
二日酔いに効果的な一般的な飲み物はありますか?
あります。
飲む前であれば、脂肪分を含む『牛乳』は胃壁に脂肪の膜を作り、アルコールの吸収を穏やかにします。また、肝機能の促進に繋がるクエン酸の含まれる『柑橘類』や酢酸の含まれる『お酢を含んだ飲み物』はおすすめです。
また、飲んだ後であれば、アルコール代謝を促進する酵素やクエン酸を摂取できる『トマトジュース』、水分・糖分・ミネラルなど脱水症状を回復させる成分を含む『スポーツドリンク』なども良いでしょう。『炭酸飲料』が効くという意見も聞いたことがあります。
ただし、あくまでこれらは民間療法なので、参考程度にしておいてください。
【3】二日酔い対策として効果的な食べ物・成分
二日酔い対策として効果的な食べ物もあったりしますか?
あります。
飲み会では、アセトアルデヒド脱水素酵素の活性化に役立つ高タンパクな食材を使った料理をチョイスしましょう。チーズ、豆類、肉類など。
なので、枝豆や焼き鳥なんかは肝臓によいおつまみということです。
なるほど!枝豆大好きです!(笑)
また、しめのラーメンは好きですか?
え!太るからなるべく控えてますが、好きですね。。。
しめのラーメンは、確かに太ってしまう原因にはなりますが、肝臓の働きをサポートしてる側面もあるんです。
なぜなら、肝臓の主なエネルギー源は、炭水化物のひとつであるブドウ糖。しめにラーメンを食べたくなるのは、肝臓がブドウ糖を欲した結果、炭水化物を求めてるからなんです。
つまり、その意味では締めのラーメンは理にかなっているのですね。
なるほど〜!でも締めのラーメンを自分の中で正当化しちゃいそうで怖い(笑)
そうですね。脂肪分の取り過ぎは、肝臓の負担にも繋がるので、炭水化物にしてもタンパク質にしても、できれば低脂質がベターではあります。
あとは、定番のお菓子のひとつである『森永ラムネ』は、約90%がブドウ糖でできているため、飲んでいる最中や飲んだ後に食べると二日酔いの防止につながります。
太りたくない人は、炭水化物で締めずに、ラムネを帰り道に買って食べるのが良さそうですね!
ラムネなら手軽に食べれていいですね!もう遅いかもしれませんが、今日みたいに二日酔いになってしまった翌日におすすめの食べ物はありますか?
果糖を含んだ果物は良いですね。りんご、グレープフルーツ、かきとか。
また、卵・ゴマ・大豆などを含んだ料理もおすすめです。
しじみのお味噌汁が効くとよく言われますが、それは大豆でできた味噌と、オルニチンを含むしじみを取れるからです。どちらも肝機能を高める働きをしてくれます。
この後、早速しじみのお味噌汁をコンビニで買って飲もうと思います!(笑)
いいですね!吐き気がひどい場合などは、一過性の胃食道逆流症によるものです。
コッテリしたものや、刺激の強いものは避けて、あっさりとした食事を選びましょう。
【4】二日酔い対策として効く薬4選
ただ、飲み過ぎた翌日で二日酔いがひどい場合には、食品や飲み物でカバーしようとしても即効性はないので、仕事に集中して取り組まなければいけない時などは、痛み止めなどの薬を飲むのもアリです。
そっか!今すぐにでも飲みたいです(笑)
辛そうですもんね。頭痛や胃痛であれば『バファリン』や『ロキソニン』は効果があります。
ただし、鎮痛剤が二日酔いそのものに効いている訳ではなく、胃を荒らしてしまうなどの副作用もあるので、安易な服用は避けましょう。
痛み止めは最終手段ですね。
はい。本当に症状がひどい場合には一度クリニックで診てもらい、処方箋を出してもらうのが良いでしょう。
また、肝臓や胃の機能を高める漢方薬も飲み会前後に飲んでおくと効果を発揮するのでオススメですよ!
飲む前でしたら『クラシエの五苓散』や、翌日のアルコールや脂肪の分解でしたら『虔脩熊参丸』など。
そして、二日酔いの解毒には、薬だけでなく水分が有効なので、いつもよりも多めの水分を摂るようにして下さい。
【5】二日酔い対策には、食事中・寝る前の工夫も必要
最後に、飲み会中に心がけておくべき対策についても解説しておきます。
二日酔いは、アルコールの吸収スピードを遅らせることで軽減されます。
そのため、お酒を飲むだけでなく、食事を摂る。また、お酒だけでなく、お水・ソフトドリンク・炭酸水などを挟むなどの工夫で、肝臓の負担は減らせますよ。お酒と同量の水を飲めたら理想的ですね。
一気飲みが危ない訳ですね。。。
一気飲みなんて絶対ダメですよ!(笑)
短時間に大量に飲まずに、ゆったりと飲むことが大切です。また、飲んだ後にすぐ横になるのも胃食道逆流症の原因になるので良くありません。飲んだ後3時間は横にならない方が良いですね。
飲んだあとそのまま横になっちゃいたいけど、ダメなんですね。。。
はい。ちなみに、寝る前にはなるべく水を飲んでおくことで、翌日の二日酔いを軽減できますよ。
また、睡眠不足も肝機能の低下に繋がるので、そのような状態で派手に飲むのは控えましょう。
なるほど〜。なぜか最近、酔いやすいんですね。
普段の生活習慣の工夫で、二日酔いや悪酔いはしづらい身体作りはできますよ。良質なタンパク質・ビタミンをよく摂ることが重要です。
【6】まとめ
二日酔いの対策について、詳しく知ることができました。教えて頂きありがとうございました!
まとめると二日酔いを防ぐには、肝臓の働きをサポートする栄養補給が必要。
飲み会前のウコンやヘパリーゼなどの服用、飲み会中には、水やソフトドリンクを挟みつつ、低脂質で高タンパクな料理や炭水化物からブドウ糖を摂取する。
そして、寝る前にもしっかり水を飲む。といったことが大切です。
わかりました!気をつけます。
あとそもそも論になってしまいますが、日本人は肝臓が弱いため、なるべく飲み過ぎないようにも注意しましょうね。
はい!今日はありがとうございました。