オトナ女性のための
総合情報サイト

【医者が教える】シミの種類5つ | あなたのシミは〇〇です。

大人になるにつれて気になる 「シミ」

目立ってしまうのは、なかなか辛いですよね。

そんなシミですが、実はいくつか種類があることをご存知ですか?

あなたは自分のシミの正体について理解してますか?

シミは種類ごとに原因が異なります。それらを理解することで、今後のシミ予防に役立ったり、場合によっては治すことも可能です。

逆に、その辺を理解せずに対策していると、逆効果になってしまうことも・・・。

今回は数あるシミの特徴や原因を、専門家の銀座TAクリニック院長の鎌田紀美子先生に教えていただきました!

あなたを悩ませている「シミ」がどんなものなのかを知り、今後の治療に役立てましょう。

【1】シミのできるメカニズム

一度できるとなかなか消えない肌の「シミ」。

厄介ですよね。

そもそもどうしてシミはできるのでしょうか?

今回は、3児の子を持つママインフルエンサーのまなみさんと一緒に、まずは「シミのメカニズム」から紐解いていきます!

さっそく、先生に「シミができるメカニズム」について教えていただきましょう!

シミは、紫外線から肌を守る働きをする「メラニン」が過剰に生成されることでできてしまいます。

肌を守る成分が肌の汚れになってしまうんですね。

はい。本来メラニンは肌のターンオーバー(一定サイクルごとの肌の代謝)によって体外に排出されます。しかし、過度に紫外線を浴びるとターンオーバーしきれない量のメラニンが生成されてしまい、結果的に皮膚に残ったメラニンがシミとして出現してしまうのです。

なるほど。紫外線の浴びすぎは要注意ってことですね。では、歳をとるごとにシミが増えるのはどうしてですか?

加齢によってメラニンをターンオーバーする能力が低下することが原因だと考えられます。

年齢には勝てないということですね・・若い頃からしっかり紫外線対策をしておくことが大事ですね!

【2】シミの種類①:老人性色素斑(ろうはん)

人性色素斑の特徴
大きさ数mm~数cm
茶色。
境界はハッキリ
円形や楕円形
場所顔、手の甲、腕

シミにはいくつか種類があると聞いたのですが、それぞれの特徴を教えてください!

わかりました。まずシミの1つとして、老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)と呼ばれるものがあります。「ろうはん」と呼ばれることが多いですね。

ろうはん、聞いたことあります!

これは名前の通り加齢によってできやすくなり、日光(紫外線)の影響で発生するシミになります。

年配の方によく見られるシミのことですね。

そうですね。主に顔や手の甲、腕など、日光を浴びやすい箇所にできやすいです。

早い人だと20代でもできてしまうので、よく日光を浴びる人は注意しましょう。

シミは時間差で表れるから怖いですよね・・今日から紫外線には注意します!

今のうちから日焼け止めクリームなどを塗ってしっかりケアしておきましょう。

【3】シミの種類②:肝斑(かんぱん)

肝斑の特徴
大きさ不定
赤みを帯びた黄褐色
境界は不明瞭
びまん性左右対称
場所額、ほほ、頬骨部、口周り

肝斑(かんぱん)というのも聞いたことがあるので詳しく知りたいです!

肝斑というのは左右対称に目の周りに現れるシミで、実はとても多くの女性を悩ませるシミなんです。

肝斑は女性の敵、というわけですね・・

はい。化粧でも隠しにくい上に、顔全体がくすんで見えてしまう厄介なシミです。老人性色素斑(ろうはん)と同時にできてしまうことが多いのも特徴ですね。

同時にというのは、つまりどういうことですか?

濃い老人性色素斑(ろうはん)の下に薄い肝斑が広がったり、さらに頬にはまた別のシミができたりすることもあります。

それは辛いですね。病院で治すこともできるのですか?

治療は可能です。ただ、シミの種類によって治療法が異なりますので医者としっかり相談をしながら進めていきましょう。

【4】シミの種類③:雀卵斑(ソバカス)

雀卵斑(そばかす)の特徴
大きさ~5mm程度
少し黄色がかった
鮮やかな褐色
円形または楕円形
場所顔面の中央に左右対称

そばかすもシミの一種ですか?

はい。そばかすもシミの1つで、こちらは遺伝的な要因でできやすいです。

そばかすは遺伝だったんですね。こどもでもたまに見かけるのはそのためですね。

そうですね。早い人だと3歳くらいから現れ始めます。ただ、そばかすは年齢を重ねるごとに目立たなくなっていくのが特徴なので、大人になるにつれ悩む人は減ってきますね。

なるほど。「子供がそばかすで・・」と悩んでいる友達がいるので、教えてあげようと思います!

ぜひそうしてあげてください。ただ、そばかすも紫外線を浴びすぎると濃くなったり、範囲が広がったりと目立ってしまう可能性もあるので、やはり日光には注意しましょう。

わかりました!

【5】シミの種類④:後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

後天性真皮メラノサイトーシスの特徴
大きさ~5mm程度
灰色~濃褐色
円形または楕円形
場所頬骨周辺
左右対称

その他のシミについても教えてください!

「後天性真皮メラノサイトーシス」についてもお話しましょう。

は、はい!(難しそうな名前・・)

後天性真皮メラノサイトーシスは思春期以降の女性に多く見られるシミで、頬骨付近に現れます。

基本的に左右対称にできるため、そばかすと間違えることも多いです。

そばかすに似ているんですね。ということは、こちらも年齢を重ねれば目立たなくなるんですか?

いいえ、後天性真皮メラノサイトーシスを目立たなくするには病院での治療が必要です。メラニン色素が皮膚の深いところにあるので、レーザー治療が主になります。

がっつり治療が必要なんですね。

はい。まずは日焼け止めなどで紫外線対策をして、進行を遅らせることを意識してください。

わかりました!

【6】シミの種類⑤:炎症後色素沈着

炎症後色素沈着の特徴
大きさ不定
褐色
不定
場所不定

最後に、「炎症後色素沈着」についてもお話しますね。

よろしくお願いします!

炎症後色素沈着もシミの一種ですがちょっと特殊で、文字通りニキビや火傷などの肌の炎症が治まったあとに生じます

紫外線が原因ではないんですね。

そうなんです。なので炎症後色素沈着は日の当たりやすい顔や腕だけではなく、全身どこでもできる可能性があります。

なるほど。肌が炎症を起こしたあとは注意します!

そうしてください。ただ、炎症後色素沈着は時間の経過とともに目立たなくなりますので、あまり深刻に考えなくても大丈夫ですよ。

それを聞いて安心しました。ありがとうございます!

【7】まとめ

今回は多くの女性を悩ませるシミの種類について、特徴を聞いてきました。以下の5つがありましたね。

  • ・老人性色素斑(ろうはん)
  • ・肝斑(かんぱん)
  • ・雀卵斑(ソバカス)
  • ・後天性真皮メラノサイトーシス
  • ・炎症後色素沈着

それぞれ特徴や原因に差がありますので、あなたを悩ませるシミがどれなのかをしっかり判断して正しい対策をしていきましょう!

この記事の対談者

鎌田紀美子

銀座TAクリニック院長

鎌田紀美子

幼い頃から手先が器用だったこと、自身のコンプレックスから美容に人一倍興味があったこと、人に喜んでもらうのが大好きだったこと。美容外科医はまさしく私にとって天職だと思っています。 「なんか綺麗になったけど、なんだろう?」 周りにそんな風に思われるような自然な仕上がり。毎朝鏡をみて自然と笑みがこぼれるように。もっと素敵に、の「もっともっと」をもっともっとを叶えていくために。 お話をじっくり聞かせていただくところから始めさせてください。 心よりお待ち申し上げております。

https://taclinic.jp/doctor/dr_kamata/
まなみ

ママブロガー

まなみ

3児の子を持つママインフルエンサー。娘との親子リンクコーデ、プチプラコーデが得意。

https://ameblo.jp/manamisotayuta

おすすめ記事